ニュース|2021.03.24
「川崎宿起立400年プロジェクト」の第1弾として記念ロゴマークの制定を掲げ、全国からデザイン案の募集を行いました。その応募作品の中から、推進会議のメンバー等による審査を経て最終候補作品として4つが選ばれ、2021年3月3日(水)から 3月19日(金)にかけて最優秀作品を決定する一般投票を行いました。
川崎市民だけでなく市外の方からも多くの投票が集まり、その中で最も多く票を獲得した是澤義隆(これさわよしたか)さんの作品が最優秀作品として選ばれ、「東海道川崎宿起立400年」のロゴマークとして制定されました。
是澤さんの作品には「東海道や川崎宿の特徴がたくさん盛り込まれており、デザインが凝っている」、「レトロでモダンなデザインが趣を感じ、起立400年にふさわしい」といった声が寄せられました。
宿が立ち並ぶ宿場と街道、人やものを運んだ渡船と多摩川を描き、川崎宿の当時の風景と賑わいを表現しました。また「400」の「0」は松と『東海道五十三次』に描かれた遠景の白い富士山、三度笠をモチーフとしました。
『東海道五十三次』をイメージしたフレームで、歴史的・文化的な印象を持たせたロゴマークです。
今回、「東海道川崎宿400年記念ロゴマーク」最優秀作品に選ばれた、岡山県在住の会社員是澤義隆(これさわよしたか)さん(35)に、受賞の感想をお聞きしました。
ウェブニュースで「東海道川崎宿起立400年」記念ロゴマーク募集に関して知りました。過去に「東海道かわさき宿交流館」を訪れた際に、「川崎宿」について興味を持ち、また、仕事柄、地域振興に携わることが多いため、今回もロゴマークを通して地域活性化のお手伝いができればと思い、応募に至りました。
約6年前、会社の出張帰りに「東海道かわさき宿交流館」や教安寺や芭蕉句碑を訪れました。それまでは川崎宿のことを知らず、400年前、現在の街並みが想像できない、美しい宿場町があったことに驚きと感銘を受けました。
最もこだわった点は、“400年記念”をきっかけに、さまざまな方に当時の景色が伝えられるよう、ロゴマークで再現したことです。川崎宿の色々な要素を多く取り入れた分、まとめるのが大変でしたが、「400」の「0」や「東海道五十三次」をイメージしたフレームなど形を工夫し、見る人が楽しめるようなデザインにしました。
思い入れがあり、作るのも楽しいロゴでしたので、制定いただき大変嬉しく思います。また、投票頂いた方の選定理由も拝見しましたが、さまざまな嬉しいコメントを添えていただき、悩みながら制作した甲斐がありました。「川崎宿」が次の500年につながるよう、より皆様に認知され愛されるロゴマークになって欲しいです。
また、グッズなどに展開されやすいデザインですので、スタンプなどさまざまなものに活用いただけたらと思います。
ロゴマークを使用したい場合は、ページ下部に掲載されているお問い合わせ先まで、「団体名」「担当者名」「用途」「掲載期間」をご連絡ください。(確認にお時間を要する場合があります。)
惜しくも得票最多とならなかった他3作品にも多くの票が集まりました。
作品の説明
川崎宿で旅装を解き、脱いだすげ笠をアクセントとして「400」に引っ掛けました。400年記念として親しみの持てるデザインです。
作品の説明
東海道川崎宿の代表的な拠点のひとつであった六郷の渡しをモチーフに作成しました。船頭さんが船を漕ぐ姿に起立400年の歴史とこれからの地域の発展を重ねて表現しています。
作品の説明
宿場町の象徴「旅籠」を表す屋根、川崎宿を支えてきた六郷の渡しの「船」をモチーフにデザインしました。また、旅籠のモチーフは「人」も表しており、人と人が交わり合い、すれ違っていく宿場町の様子も表現しています。